LIVEonWIRE_JOURNALについて

アクセスして頂き有り難うございます。私たち『LIVEonWIRE』は、インディーズアーティストの表現の場として2001年にスタートした「表現者のギルド」です。今までミュージシャンや声優、ジャーナリストなど多くの表現者が参加し、生放送によるラジオや記事の発表などの活動をしてきました。その中でも『LIVEonWIRE_JOURNAL』は2010年より、市民記者やフリージャーナリストの報道・交流・修行の場を作ることを目的に発足したプロジェクトです。

東日本大震災。メンバーの何人かはNPOを立ち上げ、震災支援活動に乗り出しました。その中で僕らは報道やジャーナリズムに対する問題点を今までよりも切実に感じるようになりました。偏った視点から、同じような場所の、同じようなエピソードを流し続けるマスメディアの震災報道に、それはある程度仕方が無いことだと理解しつつも、憤りを感じずには居られませんでした。それならば、黙っていないで自分たちの出来る報道を、インディーズメディアとしてやっていこう、マスメディアが扱わなくなっても、長期的に報道をしていこうということになり、リニューアルすることにいたしました。

ジャーナリズムの現場に関わりながら感じていることは、「伝えたい記事」と「仕事になる記事」は違うことが多い、という現実です。それは生業とするには当然とも言えますが、「求められる報道」と「報道すべきこと」のギャップをジャーナリストが押し殺しているならば、健全な報道とは言えない気がしています。

僕がこのプロジェクトを通じて伝えたいと考えていることの核は「続けることの大切さ」と「伝えることは主観である」ということです。

報道の世界では「客観的」という言葉を良く耳にしますが、実際は客観的主観です。客観的であろうとしている、見せようとしている主観に過ぎません。ですから、記者の顔が見えることが誠意であり、伝える側と伝えられる側を繋ぐ重要な要素なのではないかと考えています。

メディアという言葉の語源はメディウム、ミディアム、つまり「中間の」という意味です。あらゆる情報の媒介になるメディアが偏ってしまわないように、かといって自由を失わないように。いわゆるマスメディアとは違う視点で、メディア全体のバランスを取るような存在になれれば幸いです。末永く、よろしくお願いいたします。

NGO LIVEonWIRE 代表理事 矢萩邦彦